古物商に関する法律


古物商に関する法律

古物営業法は、窃盗などの犯罪防止、盗品の売買の防止、盗品の速やかな発見を図るために定められました。

最終改正: 平成16年12月1日法律第147号

・第一章 総則(第1条・第2条)
・第二章 古物営業の許可等 (第3~10条)
・第三章 古物商及び古物市場主の遵守事項等 (第11条~21条)
第三章の二 古物競りあつせん業者の遵守事項等(第21条の2~第21条の7)
・第四章 監督 (第22条~25条)
・第五章 雑則 (第26条~30条)
・第六章 罰則 (第31条~39条)
附則

第三章の二 古物競りあつせん業者の遵守事項等

(相手方の確認)
第二十一条の二  古物競りあつせん業者は、古物の売却をしようとする者からのあつせんの申込みを受けようとするときは、その相手方の真偽を確認するための措置をとるよう努めなければならない。

(申告)
第二十一条の三  古物競りあつせん業者は、あつせんの相手方が売却しようとする古物について、盗品等の疑いがあると認めるときは、直ちに、警察官にその旨を申告しなければならない。

(記録)
第二十一条の四  古物競りあつせん業者は、古物の売買をしようとする者のあつせんを行つたときは、国家公安委員会規則で定めるところにより、書面又は電磁的方法による記録の作成及び保存に努めなければならない。

(認定)
第二十一条の五  古物競りあつせん業者は、その業務の実施の方法が、国家公安委員会が定める盗品等の売買の防止及び速やかな発見に資する方法の基準に適合することについて、公安委員会の認定を受けることができる。
2  前項の認定を受けた古物競りあつせん業者は、国家公安委員会規則で定めるところにより、同項の認定を受けている旨の表示をすることができる。
3  何人も、前項の場合を除くほか、同項の表示又はこれと紛らわしい表示をしてはならない。
4  前三項に定めるもののほか、申請の手続、認定の取消しその他第一項の認定に関し必要な事項は、国家公安委員会規則で定める。

第二十一条の六  古物競りあつせん業(日本国内に在る者をあつせんの相手方とするものに限る。)を外国において営む者は、その業務の実施の方法が前条第一項に規定する基準に適合することについて、国家公安委員会規則で定めるところにより、公安委員会の認定を受けることができる。
2  前条第二項の規定は前項の認定を受けた者について、同条第四項の規定は前項の認定について準用する。

(競りの中止)
第二十一条の七  古物競りあつせん業者のあつせんの相手方が売却しようとする古物について、盗品等であると疑うに足りる相当な理由がある場合においては、警察本部長等は、当該古物競りあつせん業者に対し、当該古物に係る競りを中止することを命ずることができる。